- どうして退職が最善策なの?
- 退職をする際の注意点ってある?
- 退職しにくい環境なんだけど…
この記事では、そんな疑問に答えています。
いじめというのは理不尽なもので、こちらに何の落ち度がなくてもターゲットにされてしまうことがあります。
しかも、やることが陰湿なので余計にストレスが溜まってしまいますよね。
そんな環境に耐えきれず、職場を辞めるか悩むこともあるでしょう。
なぜ退職が最善策なのか、退職をする前の注意点を紹介しているので、職場いじめで退職をするか悩んでいる方にとって役立つ内容になっています。
もくじ
職場いじめから逃れるには退職が最善策
職場いじめがあるような環境で働き続けるのは非常に辛く、「会社を辞めたい」と思ってしまいますよね。
結論を言えば、職場いじめから逃れるには退職が最善策です。
なぜ退職が最善策なのか、5つある理由を解説していきます。
いじめはなくならない

いじめをしている張本人が職場に残っている限りは、いじめがなくなることはありません。
いじめの原因を探して改善するといっても、原因が嫉妬などの理不尽な理由であれば改善のしようがありません。
職場いじめという状況になった時点で、環境の改善は不可能と思っておくべきです。
人間の性格は簡単に変わるものではないので、いじめをするような腐った性格が、指摘された程度で直ることはないでしょう。
会社に相談をしても解決するとは限らない
- 相談を受け付けてもらえない
- 問題自体を揉み消される
- 退職を推奨される
会社に相談をして、上記のような対応をされてしまったケースは実際にあります。
さらに、会社に相談することでいじめがエスカレートすることもあるでしょう。
場合によっては状況が改善されるかもしれませんが、確実な方法とはいえないのでオススメはできません。
リスクを冒してまで会社に残りたい!という強い意志があるのであれば、会社に相談してみるのもいいでしょう。
公的機関は当てにならない
いじめに関する相談は、「労働局」ですることになります。
労働局は、会社に対して指導することができますが、いじめ問題では指導してくれません。
基本的に民事不介入のスタンスなので、相談を聞いてアドバイスをくれるだけです。
当たり障りのないアドバイスを聞いたところで何の解決にもならないため、時間の無駄になってしまいます。
裁判は費用と時間がかかる

慰謝料を請求することはできますが、裁判を起こすのもタダではありません。
ハラスメント行為に対する慰謝料の相場は50~100万円で、裁判費用の相場は50~100万円と、割りに合わないことがわかりますね。
また、請求できなかった場合には、裁判費用を支払うだけになるのでマイナスにしかなりません。
裁判で社会的制裁!と思うかもしれませんが、あくまでも慰謝料を請求するだけなので、いじめの根本的解決につながらないことに注意しておきましょう。
体を壊す可能性がある
- 入社したばかりだから
- いじめから逃げることになる
- 退職をすれば相手の思うつぼ
- 生活があるから
様々な理由で、退職できずに耐え続けるケースがあります。
理由はわからないでもないですが、耐え続けて体を壊してしまっては、元も子もないですよね。
自分の体を守るために逃げて何がいけなのでしょうか。
自分の身を守るのに、相手の考えを気にしている余裕なんかあるのでしょうか。
働く手段は世の中にいくらでもあります。
中には、いじめの経験がトラウマとなって社会復帰に時間がかかったケースがあるほどです。
何かあってから後悔しても手遅れなので、早めの対策が重要になります。
職場いじめで退職をする前に

退職する時期を考える
退職をした後は、収入がなくなってしまうのが現実です。
どのような状況であれ、お金がなければ生活できないですよね。
そこで、退職後の生活を考えたうえで退職する時期を決めましょう。
在職中に転職先を決めておけば、ブランクがなく収入が途切れることがありません。
すぐに転職しないのであれば、失業手当を受給する準備が必要になるので、受給資格があるのか確認してきましょう。
また、退職にはお金がかかるものです。
特に、税金の支払いはドン引きするほどの金額になるため、貯金は必要となるでしょう。
退職後の生活に支障がでない準備ができたら、退職に向けて動き出しましょう!
証拠集めは退職前にしかできない
いじめによる証拠を残しておくことは、失業手当を早期に受け取るのに役立ちます。
会社側に自己都合退職とされた場合でも、退職理由がいじめによるものとハローワークに認めてもらうことができれば、「特定受給資格者」となります。
初回の失業手当を受給するまでの期間が、3ヶ月から1ヶ月に短縮されるのは助かりますよね。
いじめの証拠を集めるは、在職期間中しか出来ません。
といっても、陰口などの陰湿ないじめが多いので、直接的な証拠をつかむのは難しいでしょう。
- いつから
- どこで
- 誰が
- どんな内容で
といったことをメモしておくだけでも構いません。
ボイスレコーダーで録音できる状況であれば、録音もオススメです。
診断書をもらっておこう

精神的に参ってしまい、病院に通院している、または通院する予定のある方は、病院から診断書を受け取っておきましょう。
こちらも、失業手当を受け取る際に役立つ証拠になります。
診察を受ける際には、いじめの証拠を提出することで、医師も判断がしやすくスムーズに診断書を発行してもらうことができます。
必要になる書類の確認
- 離職票
- 源泉徴収票
- 年金手帳(会社が預かっている場合)
これらは、退職後だけでなく転職先でも必要になる書類です。
会社によっては、自分で申告をしないと発行してくれないことがあるため、退職する際に必ず自分から申請しておきましょう。
ちなみに、僕の場合は会社側が発行してくれなかったので、後日会社に連絡して発行してもらいました。
いじめがあった職場に、退職後も連絡を入れるのは嫌ですよね。
退職後のトラブルを避けるために
退職後は会社との関係を断ちたいものです。
そこで、業務の引継ぎをしておくことで、退職後のトラブルの可能性をなくすことができます。
いじめに遭っている場合は、会社の同僚に口頭で引継ぎするのが難しいでしょう。
というか、話したくないほど嫌なはずですよね。
引継ぎの内容を記したメモを用意しておくだけで構いません。
退職の際に、机に置いておくか話のできる人に渡しておきましょう。
職場いじめで退職をきりだす際のポイント

職場いじめが理由で退職をきりだす際に、会社側になんて言ったらいいのか迷ってしまいますよね。
出来ることなら、いじめが原因であると正直に伝えることを勧めます。
そして、退職を切り出した時の状況をボイスレコーダーで録音しておきましょう。
世の中には最悪な会社があるもので、万が一自己都合退職にされた場合でも、録音しておけばいじめが原因で退職した証拠になります。
失業手当を受給する際に「特定受給資格者」であるか確認するために、ハローワークは双方の意見を参考にします。
会社側が「そんな事実はない」としらばっくれても、こちらには証拠があるので会社側の嘘と見破ることができます。
ストレスなく退職をするためには

- 退職を申し入れると何をされるか分からない
- 退職を申し入れたら脅しや強い引き留めにあった
- 会社に行くのがツライ
- 退職の際に未払い賃金や有給休暇の交渉をしたい
中には、上記のような悩みを抱えている方もいることでしょう。
ストレスの溜まっている状態で退職を切り出すのは、神経が擦り減るもの。
また、有給休暇や未払い賃金の取得をしたくても、理不尽に断られるケースは非常に多いです。
そこで、会社に退職の申し入れをしたくても出来ないと悩んでいる方は「退職代行サービス」の利用を勧めます。
退職代行サービスを利用することのメリットとして以下が挙げられます。
- 会社に顔を出さずに退職することができる
- 会社とのやり取りが不要
- 離職票などの必要な書類の発行依頼が可能
- 未払い賃金や有給休暇の交渉が可能(※退職代行による)
退職に関する法律の知識も持ち合わせているため、合法的に退職に結び付けられるのが最大の強みですね。
ただし、退職代行の中には悪質な業者がおり、退職ができないといったトラブルにつながりかねないので、利用する前に最低限の知識を身につけることでトラブルを回避することができるでしょう。
☟の記事では、退職代行に関するポイントや疑問を解説しているので、退職代行を利用する前に一読することを勧めます。

当サイトでは、合法性・料金・サービスの質をトータルで比較した結果、退職代行ガーディアンを一番にオススメしています。
☟の記事でもオススメの退職代行サービスを紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。

まとめ
職場いじめは簡単に解決するものではなく、なくなるものではありません。
そのため、職場いじめで悩んでいる方は、体を壊してしまう前に退職することを強く勧めます。
ただ、退職後の生活を考えなければいけないのも事実。
退職後の生活に支障をきたさない準備ができた時点で退職を申し入れるようにしましょう。
中には、退職をきりだすことが難しいケースもあるでしょう。
そんな時には、退職代行サービスの利用を勧めます。
退職に関する手続きや交渉事を代理で行ってくれるため、ストレスなく退職することができます。