この記事では、ブラック企業にありがちな特徴を紹介しています。
- 今働いている会社ってブラックなのかな?
- これから転職するけど、ブラック企業は避けたい
という悩みを解決しています。
ブラック企業は、一般的に違法な事をしている会社のことを指しますが、僕は社員を追い込むような会社もブラック企業と認識しています。
合法だから何をしてもいいという訳ではありません。
体を壊してしまっては元も子もないので、ブラック企業を避けるため、当記事を役立ててくださいね!
もくじ
ブラック企業あるある【求職編】

求人票を見てみると、ブラック企業にありがちなキャッチフレーズを目にします。
- アットホームな職場です!
- 頑張りしだいで月給○○万円可!
- 確実に面接!大量募集!!
アットホームな職場はもはや定番ですね。同族経営である可能性が非常に高いため、昇進は絶望的と言っていいでしょう。
「頑張りしだいで」というのは歩合給であることが多く、売り上げがなければ最低賃金のままです。
基本給が極端に低く、手取りで10万円ほどしかもらえない可能性があるので注意しましょう。
大量募集+面接確約のパターンは、誰でもいいので大量に募集している会社です。
就職できる確率は高いですが、そもそも離職者が多いため大量雇用をして振るい落とすといったケースですね。嫌な予感しかしません。
他にも、社員が全員集合で肩を組んでいる画像があったり、「休日は社員が集まってワイワイしています」といった求人が見られますね。
体育会系の会社であったり、休日に強制参加で飲み会をする会社だったりします。
仕事内容に関してほとんど触れず、仕事と関係ないことをやたらアピールしてくる会社ほど、ドギツイ仕事があなたを待っています。
また、24時間年中無休で求人を掲載しているような企業は、離職率がとんでもねぇことになっているので注意しましょう。
ブラック企業あるある【入社編】

ブラック企業に入社すると、洗脳という名の研修が待ち構えています。研修といっても様々で、
- 軍隊式
- 幸福式
- 教祖式
が主なタイプになります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
軍隊式
軍隊式は人里離れた隔離施設に監禁され、大声で社歌を熱唱、怒鳴られるためのゲーム、アスリートを目指すためのマラソンなど、わくわくするようなイベントが盛りだくさんです。
研修の最後には、会って一週間しか経っていない人間に何故か人格否定をされ、心が折れかけたところに教官からの温かい言葉で一気に感動のフィナーレを迎えます。
みんな涙を流し抱き合う光景は素晴らしいですね!こうして体育会系のブラック社員の完せ…会社の業務に進んで取り組む自発的な社員となるのです。
幸福式
「世界一幸せな研修」「ワクワクするような研修」という言葉を聞いただけで幸せになってきますよね!
ホストクラブに来たのではないかと思うほどのノリの良さで、「おはようございます」「ありがとうございます」と挨拶をするので、テンションが上がってきます。
自分の夢を語る際には、我先にと一斉に挙手をして大声で自分語りを始めます。みんな自分が大好きなんですね。
世界一幸せという言葉通り、みんなが笑顔で研修に取り組んでいます。アミューズメントパークに来たかのようなワクワクする光景が見られますよ!
平気で研修をこなせるようになれば、洗の…立派な会社員の一員になれます。
教祖式
会社の経営者は雲の上の存在です。あなたも経営者のような立派な人間になりたいですよね!
そのためには、経営者の有難い言葉を聞きたいものです。安心してください、ビデオレターという素晴らしい贈り物があります。
それだけではなく、経営者の著書も受け取ることができます。至れり尽くせりですね。
こうして何度も経営者と顔を合わせることなく触れ合うことで、会社や経営者の素晴らしさに気付いていきます。
家族をかえりみず、友人とも距離を置くことで、会社にとって都合のい…愛社精神溢れる社員となることができるのです!
ブラック企業あるある【業務編】

ハラスメント行為が横行
パワハラ・セクハラは当たり前の環境です。上司の言うことは絶対で、反論しようものなら怒鳴り散らしてきます。
また、体育会系のノリなため、ボディタッチを不必要にしてくるものです。
頭のネジが飛んでいるため、こちらが拒否をしても受け入れてくれるはずもなく、最悪の場合は自分が被害者のような態度をとってきます。
全ての上司とは言いませんが、ブラックな職場を容認している時点でまともな人間ではないことがわかりますね。
人間関係が最悪
職場では常に怒号が飛び交っているため、職務中はピリピリしている状態です。
ちょっとしたことでも怒鳴るような人間は周囲の人を下に見ているもの。
そんな人間を快く思えという方が無理な話ですよね。裏ではその人の悪口を言ってしまうため、ますます不満は大きくなっていきます。
表面上では仲良くしているように見えても、人間関係が最悪だというのは雰囲気で察することができるでしょう。
何かのキッカケで大量に退職者がでたりと、人手不足で一気に会社が傾く可能性があります。
弁償・自腹が当たり前
ミスは誰もがすること、会社だって承知しているのでミスによる損失は想定しているはずです。
そのため、通常であれば会社側が負担するものですが、ブラック企業では全責任を社員に押し付けて弁償をさせます。
会社で必要な備品なども会社側は難癖付けて購入しないため、結局は自分で購入するケースもあるでしょう。
酷い場合には、出張にかかる費用も自腹という会社もあります。
僕が仕事上必須となる資格の取得をした際には、強制的に行かされた挙句、講習料+宿泊費の15万円を自腹で支払わされたことがあります。
客を平気で騙す
利益を得るためなら違法なことでも平気でしてしまいます。
僕が経験したものだと、客が要求している商品があったとしたら、それよりグレードの低くて安いものを納品することがありました。
当然、商品に付属させる証明書も違うものを発行します。
こういった行為は当たり前で、利益を得るためには当然という空気が社内に流れています。
こういう会社ほど、客に偽装がバレた際には会社は責任をとらず、社員に全責任を丸投げするので注意しましょう。
他にも、契約を獲るために騙すようなことを言ったり、拒否するヒマを与えないほど強引に営業をかけるなど、客の迷惑を一切無視した営業をしているものです。
どんなに大きな会社であっても、違法な事をしないと会社として成り立たない時点でアウトですよね。
物が乱雑に置かれている
特に現場作業をする際には重大な事故につながりやすいので注意が必要です。
地面に物が置いてあれば足を引っかけて転んだり、転んだ拍子に物にぶつかってしまう可能性があります。
何段にも荷物を積み重ねれば、高い場所に上って降ろさなければいけないこともあるでしょう。
そのまま落下してしまえば重大な事故につながります。
整理のできていない会社というのは労災事故が多いものです。最悪の場合、命を落とすことがあります。
僕自身10針を縫う大怪我をしたことがあり、その際の傷は消えることはないですし、神経が傷ついたため感覚も戻ることはないでしょう。
そんな事故があっても、根本的な解決を図らないのがブラック企業です。
離職率が高すぎる
直近5年間の離職率が100%というのは、ブラック企業ではよくあることです。
労働環境や人間関係があまりにも酷いため、長く続けることができないわけですね。
それだけ洗脳される人が少ないのはいいことですが。
離職率が高いということは、いつまでたっても人材が育っていないことになります。
社歴が長いにも拘わらず、若い人材が全くいなかったり、若い人材だけの偏った年齢層の会社は、定着率の悪い会社であると言えるでしょう。
ブラック企業あるある【残業編】

残業をして当たり前という風潮があり、次の日の早朝まで残業することから、月に80時間を超える残業は珍しくありません。
残業は効率やコスパが悪すぎるという考えがないため、長く働く人ほど評価されるものです。
長時間拘束する癖に、定時になったらタイムカードを押させられたり、残業代を支払わないというのも当たり前に行われています。
長時間労働をすることで人件費や光熱費がかかるだけでなく、疲れによってパフォーマンスが低下することも気が付かないような会社では働きたくないですよね。
しかもサービス残業をさせる始末、社員の人生を無駄に消費させていても何も感じていないのでタチが悪いです。
ブラック企業あるある【休日編】

ブラック企業で働いている人は、休日を楽しみとは感じません。なぜなら、休日出勤は当たり前だからです。
休日出勤と聞くといつもより早めに切り上げるイメージがありますが、日常から長時間勤務しているので、早めに切り上げても普通の人の定時と変わりありません。
月の休日は2日とか1日とかはザラで、連休なんかはもっての他です。
有給休暇も取らせない雰囲気があり、慶弔休暇を取得することすらままなりません。
そうなると、当然プライベートでの人間関係は希薄となり、家庭内不和や悩みを話せる人間は誰もいなくなってしまいます。
ブラック企業あるある【給与編】

ブラック企業は、自らの利益のためなら法律なんて知ったことではありません。
会社にとって一番の出費は人件費とされています。であれば、人件費を極限まで削減するのがブラック企業です。
よくある給料体系として、給料のほとんどが各種手当というケースがあります。
ボーナスは基本給をもとに支払われるため、基本給を抑えることでボーナスの支給額を減らしているわけですね。
残業や休日出勤といった、時間外手当を支給しないのはお約束です。
昇給があっても年に1000円と雀の涙程度であったり、ボーナスの支給がない会社も少なくありません。
酷い場合には、経営状態の悪化を理由に月の給料すら支払わない会社も存在しています。
激務のわりに薄給では、何のために働いているのか分からないですよね。
ブラック企業あるある【退職編】

退職を決意して会社に申し入れをしても簡単に辞めさせてくれないのがブラック企業です。
- 「もう一度冷静になって考え直せ」
- 「まだ入社したばかりじゃないか、もう少し頑張ってみろ」
と言われてうやむやにされるケースもあれば、
- 「どんな手をつかってでも辞めさせないからな!」
- 「人手がいないから退職は認められない」
- 「辞めたら損害賠償請求するからな」
と、脅してくるケースもあります。
退職を切り出したら何をされるか分からないから、退職できないと悩んでいる方もいるでしょう。
中には退職後までネチネチと絡んでくるブラック企業もあります。離職票を請求しても嫌がらで発行しないことがあるので、たまったものではありません。
ブラック企業を辞められない場合の最善策

- 退職を申し入れると何をされるか分からない
- 退職を申し入れたら脅された
- 退職する時に未払い賃金の請求をしたいけど交渉が苦手
ブラック企業で働いていると、こんな悩みを抱えてしまうものです。
だからといってズルズル続けていてはこちらの体がもたないですよね。
ブラック企業から抜け出せないと悩んでいる方は「退職代行サービス」の利用を勧めます。
退職代行サービスのメリットは、
- 会社に顔を出さずに退職することができる
- 会社とのやり取りが不要
- 離職票などの必要な書類の発行も可能
- 未払い賃金や有給休暇の交渉が可能(※退職代行による)
というものなので、ブラック企業で働いている方ほど恩恵が大きいと言えるでしょう。
ただし、退職代行の中には悪質な業者がおり、退職ができないといったトラブルにつながりかねないので、利用する前に最低限の知識を身につけることでトラブルを回避することができるでしょう。
☟の記事では、退職代行に関するポイントや疑問を解説しているので、退職代行を利用する前に一読することを勧めます。

当サイトでは、合法性・料金・サービスの質をトータルで比較した結果、退職代行ガーディアンを一番にオススメしています。
☟の記事でもオススメの退職代行サービスを紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。

まとめ
いかがだったでしょうか。今働いている会社で当てはまっているものはありましたか?
ブラック企業は、基本的に違法な事をしている会社のことを指しますが、社員を潰すような会社もブラック企業と僕は認識しています。
自分の利益のために社員を潰すような会社がホワイト企業なわけはありませんからね。
これから転職しようという方は、当記事で紹介した特徴を参考にして、ブラック企業の犠牲にならないよう祈っています!