この記事では、洗脳してくるブラック企業について取り上げています。
- ブラック企業が洗脳に使う手口
- 洗脳された社員の末路
を紹介しているので、洗脳されることの恐ろしさを知ることができる内容になっています。
なんでこんな会社で働くの?と感じるかもしれませんが、洗脳の手口は実に巧妙です。
僕が洗脳してくる上司の元で働いていた時の体験談も紹介しているので、参考にしてみてくださいね!
もくじ
洗脳してくるブラック企業の特徴

謎の研修
山奥の研修場に連れていかれ、約一週間ほど監禁される。テレビ等で目にした方もいるのではないでしょうか。
最近では店舗の中で、ウェーイ系のノリで謎の研修をしている企業もありますね。
一人の研修だと「あれ?この会社ヤバいんじゃね?」と気付くこともできますが、集団での研修だとみんなが同じ考えや行動をするため、それに合わせようと洗脳されやすくなってしまいます。
- 軍隊のように大声で発生する
- 何十キロもある道のりをランニングさせられる
- 目的を果たしたのになぜか罵詈雑言を浴びせられる
上記のように軍隊顔負けの研修をして、徹底的に人格否定をした後、最後はお涙頂戴の展開で全員が涙を流しながら抱き合う。
正直、傍から見ていて不愉快でしかありませんよね。研修を考えた人の頭の中が知りたいです。
そういった研修でありがちなのが、大声で自分の夢を語るというものがあります。そんなの大声で語る暇があるなら実務を教えた方がよっぽど為になると思うのは僕だけでしょうか。
社員を洗脳させるようなブラック企業では、こうした謎の研修が行われていることがあります。
やたら怒鳴る上司がいる
会社の外にまで怒鳴り声が響いている会社があります。やたら怒鳴ってくる上司がいる会社では、社員を洗脳してくる傾向があります。
怒鳴ることで社員を委縮させ、歯向かわせないようにしているわけですね。
また、上司の言うことには従わなければいけない雰囲気になってしまうため、知らず知らずのうちに上司に依存してしまうのです。
上司に命令されれば長時間の残業でもやらなくてはいけない、休日でも出勤しなければいけない。
何のために残業や休日出勤をするのかではなく、上司に言われたから出社するといった考えになっていきます。
何度も上司に怒鳴られ続けることで、次第に自分で考えることができなくなっていく訳です。
経営者を崇拝
研修等で、経営者が社員にビデオメッセージを送ったり、経営者の著書を社員に配って強制的に朗読させる。
酷いところだと、会社の入り口に経営者の肖像画があったり銅像が建てられていることもあります。
経営者の考えを一方的に押し付け崇拝させるような会社は、社員を洗脳させて経営者は素晴らしい人と信じこませます。
経営者の言うことには間違いがないと信じ切ってしまうため、目を輝かせて自分の会社や経営者は素晴らしいと力説してくるものです。
軍隊式ではなく、何度も何度も刷り込むことで洗脳していく訳ですね。
会社が一番と思い込んでしまうため、家庭を顧みなくなったり友人との付き合いが希薄になってしまう危険があります。
【体験談】ブラック企業の洗脳の仕方

僕が働いていた会社では上司が怒鳴るタイプだったので、社員全員が委縮してしまっている状態でした。
その上司が洗脳するために良く使う手としては、一度徹底的に人格否定をします。怒鳴るだけでなく、手をあげることもありました。
こちらに意見を言わせない勢いで怒鳴り続けるため、どんなに理不尽なことであっても自分が悪いのかな?と、思うようになってきます。
そうなると、いきなり掌を返したかのように社員の良いところを褒めちぎってくるのです。
「お前にはこんなにいいところがあるじゃないか」
「お前にしかできない仕事なんだぞ」
などと言ってきて、最後には肩を組んで冗談を交えた笑い話にもっていこうとします。
最初は会社を辞めようとしていた社員は、最後には謝り辞めることを思い留まるわけです。
ちなみに、上記の件は謝るようなことは一切なく、完全に上司の勝手な思い込みで濡れ衣を着せられたものでした。
一度どん底に落としてから最後は持ち上げる、よくある手ですが洗脳するにはいちばん効果的なやり方なのでしょう。
ブラック企業で洗脳されるとどうなる?

ブラック企業で洗脳されてしまうと、間違っていることでもそれが普通と感じてしまうものです。
- 法律の上限を超えた長時間労働
- お客さんを騙すような営業
上記のような違法なことでも悪い事とは思わなくなります。むしろ、会社の利益を上げるために必要な事と考えてしまうものです。
時間外賃金が支払われなくても、慣れてしまえばそれが当たり前のように感じてしまうものです。これも洗脳の1つと言えますよね。
初めは不審に思っても、同じことを何度もしたり時間が経過することで慣れてしまいます。
こうなってしまうと洗脳を解くことが難しくなってしまい、明らかにおかしい労働環境であっても働き続けて、いつかは体を壊してしまう訳ですね。
会社としては使えない人間を雇ってもマイナスにしかならないので、最悪の場合は解雇される事態になるでしょう。
コンプライアンス意識の低い会社は、口ではどんなに良いことを言っていても社員を駒にしか見ていないことを認識しておきましょう。
ブラック企業で洗脳されないために

ブラック企業で洗脳されないための最善策としては、会社に不信感を抱いた時点で見切りをつけることです。
軍隊顔負けの研修をしているところであれば、研修の時点で辞めることを勧めます。
続けたところで洗脳されてしまうだけなので、間違っていることが間違いではないと感じてしまいます。
そうなってしまうと、会社のために自分を犠牲にしてまで働いてしまうため、自滅の道をたどるわけです。
社員を洗脳してくるような会社は社員のことを駒にしか考えていません。自分が潰れてしまったら捨てられるだけです。
そうなる前に、早めに見切りをつけることが洗脳されないための方法になります。
まとめ
洗脳してくるブラック企業の特徴として、
- 謎の研修がある
- やたら怒鳴る上司がいる
- 経営者を崇拝させる
といった特徴があります。僕も洗脳してくる上司のもとで働いたことがあるのですが、言葉巧みに洗脳してくるためタチが悪いです。
一度洗脳されてしまうと正常な判断ができなくなってしまいます。そうなる前に、早めに見切りをつけることが洗脳されないための手段になります。
洗脳してくるブラック企業で働いている人の末路を見ると悲惨なものです。
働くのは会社のためではなく自分の生活のため、ということを忘れないようにしたいですね。