- モラハラとパワハラの違いって何?
- どうしてモラハラを受けたら退職が最善策なの?
当記事では、こんな疑問に答えています。
無視をされたり暴言を吐かれるなど、精神的に参ってしまいますよね。
そのような状況は改善することが難しく、退職をして人間関係をリセットするのが最善策です。
どうして退職が最善策なのかを解説しているので、モラハラで苦しんでいる方は、参考にしてみてください!
もくじ
モラハラとパワハラは同じ

上司からのハラスメント行為だったり、暴力を受けることをパワハラ。
同僚や部下からのハラスメント行為で、無視などの精神的な攻撃を受けるのがモラハラとされていますが、この2つは同じものです。
厚生労働省が発表しているパワーハラスメントの定義は、以下のようになっています。
- 優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
- 業務の適正な範囲を超えて行われること
- 身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害すること
優位的な関係と聞くと上司からの被害を連想しますが、
- 人数による優位性
- 業務上必要な知識や技術を有している
- 業務を遂行する上で必要不可欠な立場
上記の条件を満たしていれば、同僚や部下であっても優位性があるといえます。
また、精神的な苦痛もパワーハラスメントの定義に含まれていることから、パワハラとモラハラは同義になるのです。
違う言葉になった理由としては、ハラスメント被害の細分化が考えられます。
現在では、50種類を超えるハラスメントがあり、その中の一つとしてモラハラ・パワハラと分かれています。
一方、厚生労働省が発表しているパワーハラスメントの定義は、労働問題や訴訟といった、法的に被害を認めるための基準です。
言葉は細分化されていますが、実際に被害を立証できるかは、厚生労働省が発表しているパワーハラスメントの定義が基準となることを認識しておきましょう。
【結論】職場でモラハラを受けているなら退職一択

職場でモラハラによる被害を受けている場合の解決策は、退職をして職場から離れるのが最善策です。
会社に相談をしたり、加害者と戦うといった方法もありますがオススメしません。
何故なら、生半可な覚悟で解決できる問題ではないからです。
モラハラにより疲弊している状況で、長時間も精神的に負荷のかかる戦いをするのは得策とはいえません。
そもそも、そこまでしてしがみつく必要のある職場なのでしょうか?
また、万が一モラハラの元凶を排除できても、社内で騒動を起こした人として見られることになります。
結果的に、会社に居づらくなって退職を選択する人も少なくありません。
戦ったところで、得られるものはあまりないのが現実なんですね。
次の項目で、なぜ退職を勧めるのか6つの理由を解説していきます。
モラハラ職場は退職一択な6つの理由

モラハラをする人の性格は直らない
残念ながら、モラハラをする人の性格は直ることがありません。
会社側に注意されて一時的に収まったとしても、再度同じことを繰り返すでしょう。
モラハラをする人は、自分が問題行動をしているという自覚がありません。
むしろ、自分が被害者のように振舞うものです。
一般的な善悪からズレているため、矯正のしようがないのです。
時間をかければ性格は改善されるだろう、という甘い考えはもたない方がいいでしょう。
職場環境が改善することは難しい
会社は人間関係のトラブルを嫌うものです。
- 相談を受け入れてくれない
- 問題を揉み消す
- 退職を促される
といった対応をとられることは少なくありません。
また、問題児だからといって簡単に解雇にできないもの現実です。
仮に、あなたがよく知らない人から、無視されて困っているという相談を持ち掛けられても困りますよね。
会社にしてみても一緒のことです。
モラハラの被害に遭っていると相談したところで、状況を改善させることは難しいと認識しておきましょう。
退職しない限り環境は変わらない

モラハラが存在している職場で働いている以上、そこに在職している限りは被害がなくなることはありません。
- 収入がなくなるから
- 転職したら今より待遇が悪くなるかも
- 転職活動が面倒くさい
- 誰かが何とかしてくれるかも
- 時間が解決してくれる
- 年齢が年齢だし、転職が難しいかも
こういった理由は、行動しないことを正当化させるための理由にすぎません。
そういう人に限って、後になって退職をして「あの時に辞めておけばよかった」と後悔するものです。
現状のまま20年・30年我慢し続けられますか?
動けるうちに問題を解決するか、我慢して疲弊するか、我慢の結果体を壊して退職するかの選択肢しかないことに気が付くべきです。
最大のパフォーマンスを発揮できない
モラハラによる被害を受けている状況で、まともに仕事はできないですよね。
精神的に参っている状況で、最大のパフォーマンスが発揮できるわけがありません。
結果が残せなければ、仕事に対するモチベーションも下がってくるでしょう。
最終的には、職場に足を運ぶのも、仕事をすること自体が嫌になってくるものです。
僕自身、パワハラに苦しめられて動悸やめまい、情緒不安定になった経験があります。
常に周囲の状況に怯えながら仕事をしていたので、自発的に行動することが怖かったのです。
「なんでこんな思いをしてまで働いてるんだろう」
と毎日思っていたものです。
少なくとも、ハラスメント被害に遭っている状況では、自信の成長は望めません。
体を壊す可能性も

モラハラの怖いところは、徐々に追い込まれていくものです。
はじめは反感をもったりしますが、無視されたり暴言を吐かれ続けることで、すべて自分の責任と感じるようになります。
軽いマインドコントロールですね。
自分の落ち度でなくても怒鳴られてしまうため、自分の責任では?自分が不甲斐ないから、と落ち込んでしまいます。
そうして精神的に追い詰められて、体を壊してしまうわけですね。
精神的な病気は、症状が表れてから気が付くケースが多いので、発見が遅れてしまうものです。
生活のために働いているのに、体を壊してしまっては元も子もありません。
転職活動に支障をきたす
モラハラをされた時の経験から、人間不信に陥ったり、会社で働くのが怖くなったりするものです。
精神的に病んでしまったために退職をした方は、転職活動に支障をきたすケースは少なくありません。
前の職場とは何の関係もないのに体が動かなくなったり、問題は根深いものです。
体を壊してから退職をしても手遅れなので、何の障害もないく動けるうちに退職をするのが最善なタイミングといえるでしょう。
何かあっても会社は何もしてくれません。
ストレスなく退職をするためには

- 退職を申し入れると何をされるか分からない
- 退職を申し入れたら脅しや強い引き留めにあった
- 会社に行くのがツライ
- 退職の際に未払い賃金や有給休暇の交渉をしたい
中には、上記のような悩みを抱えている方もいることでしょう。
ストレスの溜まっている状態で退職を切り出すのは、神経が擦り減るもの。
また、有給休暇や未払い賃金の取得をしたくても、理不尽に断られるケースは非常に多いです。
そこで、会社に退職の申し入れをしたくても出来ないと悩んでいる方は「退職代行サービス」の利用を勧めます。
退職代行サービスを利用することのメリットとして以下が挙げられます。
- 会社に顔を出さずに退職することができる
- 会社とのやり取りが不要
- 離職票などの必要な書類の発行依頼が可能
- 未払い賃金や有給休暇の交渉が可能(※退職代行による)
退職に関する法律の知識も持ち合わせているため、合法的に退職に結び付けられるのが最大の強みですね。
ただし、退職代行の中には悪質な業者がおり、退職ができないといったトラブルにつながりかねないので、利用する前に最低限の知識を身につけることでトラブルを回避することができるでしょう。
☟の記事では、退職代行に関するポイントや疑問を解説しているので、退職代行を利用する前に一読することを勧めます。

当サイトでは、合法性・料金・サービスの質をトータルで比較した結果、退職代行ガーディアンを一番にオススメしています。
☟の記事でもオススメの退職代行サービスを紹介しているので、選ぶ際の参考にしてください。

まとめ
職場でモラハラの被害に遭っているなら、退職を選択するのが解決の最善策です。
- モラハラをする人の性格は直らない
- 職場環境が改善するのは難しい
- 退職しない限り環境は変わらない
- 最大のパフォーマンスを発揮できない
- 体を壊す可能性がある
- 転職活動に支障をきたす
これらの理由から、早めに動き出すことを勧めます。
生活のための仕事なのに、体を壊して生活に支障をきたしてしまっては元も子もないですよね。
耐え続けた結果、精神的に参ってしまえば回復するまでに時間がかかります。
そうなってしまう前に、一度人間関係をリセットすることが重要です。