- パワハラ上司の特徴と対策が知りたい!
- パワハラ問題を解決する最善策を教えて!
当記事では、こんな疑問に答えています。
パワハラに苦しめられてる人にとって、対策や解決策って気になるものですよね。
ここでは、僕の体験談をもとにパワハラ被害への対処法を紹介しています。
確実に解決できる方法は1つだよ!
もくじ
パワハラは6つに大別される

厚生労働省が発表しているパワーハラスメントは、6つの種類に分けられます。
種類 | 具体的な例 |
身体的な攻撃 | 叩く・蹴る |
精神的な攻撃 | 脅す・威嚇する・人格の否定 |
人間関係からの切り離し | 無視・仲間外れ |
過大な要求 | 無理なノルマ・終わらない仕事を押し付ける |
過少な要求 | コピーやお茶汲みだけの仕事しか与えられない |
個の侵害 | 自宅へ押し寄せる・個別のメールのやり取りを強要 |
また、以下の条件を満たしていることが必要です。
- 優越的な関係に基づいて行われること
- 業務の適正な範囲を超えて行われるもの
- 身体的もしくは精神的な苦痛を与えること、または就業環境を害するもの
参考:厚生労働省ホームページ パワーハラスメントの定義について
参考元URL:https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000366276.pdf
たとえば、業務上関係のない部署の同僚に叩かれたとしたら、上記の①に当てはまらないためパワハラとはなりません。
パワハラをしていた期間・内容など、判断する材料はたくさんあるよ
パワハラの定義については、以下の記事で詳しく解説しています。

パワハラをする上司に見られる5つの特徴

会社に来ると性格が豹変する
プライベートでは普通なのに、会社ではガラリと印象が変わって驚いたことはありませんか?
仕事とプライベートのON/OFFを切り替えるのはいいのですが、間違った方向に人格が変化してしまうケースです。
普段は温厚なのに仕事ではキチガイキャラになってしまう。
間違ったキャラ設定をしているわけです。
常識は通用せず、パワハラ行為をしている認識はありません。
一般的な善悪の基準がずれているので、直しようがない特徴があります。
余裕がないのかな?と思ってしまう…

自分の事しか考えていない
承認欲求が強く、誰かに認めてもらわないと気が済まないタイプです。
判断をする際の基準は「自分への損得」しかありません。
自分にとって損となる人は排除して、自分にとって得な人には逆らわない特徴があります。
立場が上の人には媚びて、気に入らない部下には強く接するのはわかりやすい例ですね。
お前のために言っているんだ
みんなのためにやっているんだ
こんなセリフを吐く上司ほど、自分の評価を上げることしか考えてません。
「オレが~」「オレは~」
が口癖な人には要注意!

自分の思い通りにいかないと気が済まない
思い通りにいかなければ、自分が否定されたと思い込んでしまうタイプです。
反論されることが嫌いで、人の意見を取り入れることはしません。
自信家のように見えますが、誰よりも自分に自信のないタイプではないでしょうか。
強引に自分の意見を押し通すことで、部下を押さえつけているわけですね。
また、自分が物事の中心じゃないと気が済まない一面もあります。
必要以上に業務に係わってくることで、立場が上であることを周囲に誇示したいのです。
反論すればキレて会話にならなくなるからタチが悪い…
平気で嘘をつく
- 責任を擦り付ける
- 相手の評判を落とす
- 自分の評判を上げる
上記のためには、平気で嘘をつくものです。
日常的に嘘をつくので、嘘に対して罪悪感はないのでしょう。
嘘の中に真実を混ぜてくるので、人を騙すことに長けています。
感心するほど口達者な印象がある
良心の呵責がない
言葉や暴力で人を傷つけることに罪悪感を感じることはありません。
部下のことは「モルモット」程度にしか見ていないので、単純な理由で人を追い込んできます。
みんなで協力していかないとダメだ
周りに助けられているからオレは仕事ができているんだ
などと、キレイごとを口癖のように言ってくる人ほどその傾向が強いです。
言ってる本人が周りの雰囲気を悪くしている自覚がなかったりします。
警戒心や観察眼に長けている特徴がある

上司がしていたパワハラの実態

僕の上司がパワハラをする人で、現場で働いている人全員が被害に遭っている状態でした。
そのため、新しく社員が入ってきても上司についていけず、1年もせずに辞めていくような職場だったのです。
僕自身も入社初日から怒鳴られたり理不尽なことで非難されたりと、おかげさまで精神的に不安定な状態になってしまいました。
一番ショックの大きかったパワハラ
お前なんていてもいなくても変わらないから
辞めてしまえ!
日常から怒鳴られている同僚は耐えきれずに
わかりました…
辞めます
その言葉で上司がさらに激怒し、同僚の胸倉を掴んで
辞められると思うなよ
どんな手をつかってでも辞めさせないからな
パワハラなんか知ったことか!
恫喝をしてきたのです。
以前から上司のパワハラで精神的に参っていた同僚は、「もう辞めたい。」と口にしていました。
退職を許さない発言と、胸倉を掴まれたことで怯え切った同僚の心中は絶望しかなかったでしょう。
自殺するんじゃないかと本気で心配した
ちなみに、本当にどんな手でも使う上司です。
プライベートに平気で踏み込んできますし、何かしようものなら確実に報復してきます。
パワハラをされている時の心境
現場の社員全員がパワハラを受けていて疲れ切っている状況でした。
直接攻撃してくる人には、恐怖心から誰も逆らおうとはしません。
冷静に見れば明らかにおかしい職場でも、
生活があるから仕事を失うのは困る、だから我慢するしかない
と諦めてしまうため、上司のパワハラを受け入れてる状態でした。
怒鳴られ続ければ、理不尽な理由でも自分が悪いと思うようになってきます。
- 常に怯えるようになった
- 動悸や息切れがする
- 情緒不安定になる
こんな症状が表れても、生活のために我慢するしかありません。
そんな部下を見て、上司は楽しそうにパワハラ自慢をしてきます。
人間じゃないと思ったほど酷かった…

実際に効果のあったパワハラ上司への4つの対策

上司のことを否定しない
パワハラ上司はプライドが高いので、否定されることを何よりも嫌います。
- 上司の提案に反対する
- 話の途中に口をはさむ
- 会話の途中で席をはずす
これらの行動は、上司の機嫌を損ねてネチネチ攻撃されるキッカケとなります。
どんなに上司との会話が苦痛でも、話を最後まで聞いてあげることで上司は満足します。
相手の顔を見て、頷いてあげることがポイント!
僕の経験上、無視をするほど上司は突っかかってくるので、相手をしてあげることを強く勧めます。
余計なことは話さない
プライベートな話をしようものなら、どんなキッカケで周囲にばらされるかわかりません。
人に聞かれて困るような話は、絶対に話さないことです。
また、下手に返答してしまうと会話が長引いてしまうもの。
僕は社員の悪口を半日も聞かされ続けたことがあります。
出勤してすぐ捕まって、
お昼のチャイムが流れた時にはドン引きした…
- 「はい」
- 「へぇ~」
- 「そうですね」
- 「そうなんですか」
- 「わかりました」
上記のように、決まった言葉しか話さないことがコツです。
そのうち上司は飽きて会話を切り上げてくれます。

なるべく関わらない
なるべく近寄らないことで、標的から外れやすくなります。
僕の同僚の中には、パワハラされてるのに、自分から上司に特攻する人がいました。
よっぽどのドMなんだろうな
と生暖かい目で見ていたのですが、案の定パワハラの標的にされることが多かったです。
トラブルの原因となるものには近寄らないことだね
時には強い態度で拒否する
おどおどしてハッキリと喋れない人は、パワハラを受けやすい傾向にあります。
経験上、おどおどした人がパワハラされる光景を何度も目にしてきました。
反撃してこないとわかっているので、格好の標的になるわけですね。
一例として、僕は上司からボディタッチされることが嫌だったので、
- 「止めてほしい」と伝えた
- 露骨に嫌な顔をした
- 手を振り払った
こうすることで、次第に止めていきました。
時には強い態度で拒否することも重要です。
嫌がってることを理解できない生物なんだよね
パワハラ上司への仕返しはオススメできない

理由は2つ、
- 相当なエネルギーが必要になる
- 状況が改善されるとは限らないから
仕返しするなら別の方法を取るべき
相当なエネルギーが必要になる
パワハラを認めさせることは簡単なことではありません。
何か月も前から証拠を集めたり、同僚に証言をお願いしたりとやることは多いです。
裁判をした結果、多額の慰謝料請求ができた話を聞きますが、それは未払い賃金があったから。
証拠を集めても、裁判に負けることだってあるでしょう。
また、すぐに結果がでるものではありません。
仕返しには、時間と労力が必要になります。
どんな結果になっても戦い抜く強い覚悟が必要です。
自分を削ってまでする価値ってあるのかな?

状況が改善されるとは限らない
すべての会社がコンプライアンスを重視しているとは限りません。
大手の企業でも、パワハラが横行しているケースは珍しくないですよね。
相談をした結果、
- 相談を受け入れてもらえない
- 被害者に退職を勧める
- 問題を揉み消す
- 社内での風当たりが強くなる
- 上司から報復される
このようなリスクが考えられます。
パワハラ防止法が施行されたとしても、罰則のないもの。
強制力のない法律に従う会社がどれほどいるか想像は容易です。
メディア等で大事になってから
やっと対応する現状を見ればわかるよね
上司からのパワハラに耐えきれない場合には退職を

残念ですが、人の性格は簡単に変わらないので、パワハラ上司を変えることはできません。
注意されて一次的に大人しくなっても、時間の経過とともに戻ります。
僕の経験から、パワハラ問題を解決するなら退職するのが最善策です。
- 時間をかけずに状況改善できる
- 会社や上司とトラブルになりにくい
以上が退職を選ぶことのメリットになります。
また、パワハラ問題を放置する様な会社であれば、この先働いても状況は変わりません。
ストレスで体を壊す前に、ストレスの原因から離れましょう。
退職できない時の備えをしておく
結論を言えば、退職代行サービスの利用を考えておきましょう。
退職を認めないような悪質な職場は、話し合いをするだけ時間の無駄です。
ですので、第三者の力を借りて退職をするのが最善策になります。
退職代行を利用するメリットは、
- 即日に辞めれる即効性
- 申し込みはLINEで完結
- 有給休暇や退職金の交渉が可能
- 合法的に退職できる
- 会社側に退職の意思を伝えなくて済む
- 退職日までの気まずい空気に耐えずに済む
なので、退職に関する悩みを解決することができます。
値段の相場は2万円~5万円ですが、
- トラブルなく退職できる
- 怒られずに退職できる
これらのメリットを考えれば、値段以上のサービスといえるでしょう。
オススメは『退職代行ガーディアン』
退職代行ガーディアンを利用するメリットをまとめると以下の通りです。
- 労働組合が運営しているので安心
- 料金は29800円と安い(追加料金なし)
- 即日対応可能・全国対応可能
- 有給・退職金・未払い賃金の交渉が可能
- 1時間で手続きが終わる簡単さ
僕も実際に相談してみたのですが、

このように、対応の速さに驚きました。
僕の同僚も退職代行を利用したけど
利用してよかったと喜んでたよ!
(過去に2回退職を拒否られてた)
現在までの成功率が100%という点も安心できますね。
たくさんある退職代行でどれを利用していいか迷う方は、退職代行ガーディアンを利用すれば間違いありません!
退職代行を選ぶ際に失敗したくない方は、退職代行の特徴をまとめた以下の記事を一読してください。

今後の生活のことも考えてから退職を
退職をすれば収入が無くなるので、生活が厳しくなってしまいます。
ですので、今後の生活のことを考えたうえで退職するようにしましょう。
- 転職活動をして次の仕事先を見つけておく
- 貯金をして生活費に充てる
- 失業手当をもらう準備をしておく
- 有給休暇を消化する
具体的には上記のようなことですね。
忘れてしまいがちなのが、「離職票」「源泉徴収票」の発行です。
離職票は失業手当、源泉徴収票は確定申告で必要になるので、必ず退職前に会社に必要である旨を話しておきましょう。
書類は「郵送してください」と言えばOKです。
また、転職活動は時間がかかるので早めに行動することを強く勧めます。
僕は転職先を見つけるまでに半年かかったよ
登録だけなら5分で完了するため、いつでも転職活動をはじめれるよう大手転職サイトには登録しておくべきです。
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上司からパワハラを受けている時には証拠を残しておく

上司からパワハラを受けている際には、証拠を残しておくことを強く勧めます。
- 会社側に相談する
- 失業手当を早く受給する
上記の状況で必要です。
具体的に必要なものを見ていきましょう。
ボイスレコーダー
上司の発言を記録できるので十分な証拠となります。
スマホで録音する手もありますが、怒鳴られてる最中にスマホを操作するわけにはいかないですよね。
パワハラ上司は観察眼が優れてるので、目の前での操作は危険です。
また、いつパワハラをされるかわからないので、常時録音しておきたいですね。
オススメの使い方は、
出勤してボイスレコーダーON
↓
お昼休みに充電
↓
午後の仕事前にON→終業まで録音
これなら充電切れの心配なく常時録音ができます。
ボイスレコーダーを持ってることは誰にも悟られないように!
いつ情報が漏れるかわからないからね!
数千円で購入可能なペン型のボイスレコーダーは値段相応の性能なので、故障や録音性能に難があります。
肝心な時に録音されてないのを避けるため、値段は高くても性能のしっかりしたものを選びましょう。
使えないからと買い直す事態は避けたいよね
ソニー製品を愛用している僕としては、安心してオススメできるブランドです。
最大の特徴は急速充電。
3分の充電で1時間使用はメリットが大きすぎます。
たった20分の充電で5時間以上の録音ができるので、充電に時間がかかった結果、録音できないなんて事態を避けやすいです。
パワハラの状況を記したメモ
- いつ
- どこで
- 誰が
- どんな内容で
- いつから
上記をメモしておくことで、パワハラを受けた時の状況を確認することができます。
ボイスレコーダーと組み合わせることで効果がアップするので、被害に遭った際にはメモを忘れずにとっておきましょう。
被害状況を細かく書けば信憑性が増すよ!
病院からの診断書
病院からの診断書をもらうことで、パワハラにより通院が必要になったことを証明することができます。
当日に発行してくれるケースもあれば、2~3週間かかるケースもあるため、確認しておきましょう。
できれば精神的に参ってしまう前に退職しよう
メール
業務上適切ではない内容のメールも立派な証拠となります。
例えば、脅迫めいた内容などですね。
会社のパソコンにメールが保管されていれば、スマホでメールの画面を撮影したり、スマホに転送して残しておきましょう。
LINEなどSNS上でのパワハラなら、スクリーンショットで保管できます。
LINEのようにやり取りを消せるものがあるので、
早めにスクリーンショットしておこう!
上司からのパワハラ被害は共有しておく

パワハラ被害は、一人で抱え込むと辛いものです。
同じ境遇の同僚だったり、事情を聴いてくれる同僚と共有しましょう。
会社に対して相談をする際には、証言者が多いほど信憑性は高くなります。
会社としても、複数人で来られれば動かざるを得なくなるでしょう。
もしもの時のために、相談した内容をボイスレコーダーで録音しておこう
また、一人が退職をするよりも、複数人が一気に退職すれば事態の深刻さに気が付くものです。
職場に信用できる人がいなければ、無理に話す必要はありません。
上司に告げ口をされる可能性があるなら、絶対に話さないでおきましょう。
家族や知り合いに相談しても、事情が分かってないから効果ないかも
まとめ

パワハラ問題は認知されるようになってきましたが、まだまだ多いのが実状です。
上司と上手く付き合うことで被害を減らすことはできますが、解決はできません。
パワハラ問題を解決するなら、退職するのが最善策です。
生活があるからと、現状を変えることを諦めてしまうケースは少なくありません。
ストレスで体を壊すと、その後の生活が大変になってしまうので、自分の体を第一に考えた選択をするようにしてください。